昨年の振り返りと 2022 年の目標

この記事では、著者の昨年の振り返りと今年の振り返りをしていく。

もともと著者のことを知っている人が読者になると思うため、自己紹介などは省いていく。

1. 2021 年の振り返り

1.1 総括

全体として、 80 % ぐらいの出力でやり続けられた気がするのでちょうど良かったと感じている。頑張りすぎず、だらけすぎずといった形。一人暮らしを再開したこともあり、自分に都合の良い生活リズムを作れた気がしなくもない。 とはいえ、終業後の時間をまだ無駄遣いしている気がするのでルーティーン的なのを導入したい。

  • 仕事
    • 働き始めた
    • そろそろ研修終わる(やっと半人前)
    • 残業ほぼなし、出社もほぼなし
  • 勉強・自己投資関連
    • 朝活続けられた(えらい)
    • 技術書あまり読めなかった
    • 技術ブログの更新が滞った
  • 趣味・健康
    • テニススクールを再開した
    • 整体始めて見た
    • もう少し運動量を増やしたい
  • お金
    • 引っ越し費用がかさんだ
    • ふるさと納税最強
    • 全自動積み立てマシーン作った

1.2. 月ごとのざっくりとした振り返り

  • 1 月
    • 卒論を書いて、提出した。
    • インターンは卒論があったため若干ペースが落ちた(多分週2ぐらいの勤務)
  • 2 月
    • 卒論の発表があった。
    • 髭の脱毛を始めた
  • 3 月
    • 大学、インターンからの卒業
    • 通っていたテニススクールが潰れる
  • 4 月
    • 社会人生活始まった
    • 朝活を開始(始業前 60 分から)
  • 5 月
    • 不動産内見
    • TOEFL 受験(前回に比べて 3 点しか上がらず)
  • 6 月
    • 一人暮らし再開(引っ越し費用が高かった)
  • 7 月
    • 整体を始める
    • テニススクールを再開
  • 8 月
    • 初めて有給を使う
  • 9 月
    • 特になし
  • 10 月
    • データ解析のオンラインコンペに出場(難しかった)
  • 11 月
    • 特になし
  • 12 月

1.3. 仕事

4 月から初めての社会人生活を開始した。

ほぼほぼリモートワークで、オフィスに滞在時間は職域接種とか含めても合計 30 時間いかなかった。
リモートワークそのものにはインターン時代もやっていたこともあってあまり不便さを感じることはなかったが、家の中でメリハリをつけるのが大変だった。
6 月から一人暮らしを始めたため、少し工夫をした。新居がロフトつきだったのもあり午前中はロフトで朝活 + 仕事を行い、午後はリビングで仕事の続きを行う形態に落ち着いた。ロフトは夏は暑いし、冬は寒いのでもう少し快適に作業できるように改善をしていきたい。ちょうど年末に電熱ベストを購入したので、寒いロフトでも無敵になれると信じている。

今年の 9 ヶ月間は基本的に広義研修を受ける立場にあったため、あまり実績とか会社への貢献みたいなのはできた気がしていない。今年は何かしたいね。 一方で、残業時間をほぼほぼ発生させなかったのは良かったと思う。 研修中の身なのでこの点については賛否両論あると思うが、在宅勤務でもあるためプライベートと仕事を切り分けるという意味でもいたずらに長い時間お仕事をするといったこをせずにすんだのは個人的には大きかったと思う。限られた時間の中でどれぐらいの成果を残せるか、といった観点は常に忘れないようにしたい。

まあ、あとお仕事関係でやったことだと新卒の同期でシャッフルランチを企画(多分4回くらいやった)したりとか、オンラインのイベントで登壇を経験したくらい。

来年もいい感じに残業せずに頑張りたい。 仕事に関しての具体的な目標などはここではあまり書けないので割愛する。

1.4. 勉強・自己投資

書籍

今年読んだ本は、ラノベも合わせると 79 冊(うちラノベが 28 冊ほど)となった。

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読んだ本の数(月毎)

booklog.jp

2020 年から電車に乗る時間が一気に減ってしまったため、本を読むペースが一気に落ちたように思っていたがラノベ除いてもだいたい週に 1 冊くらいは本を読んでいた計算になるのでちょっと安心している。 今年の書籍購入費はざっくり 15 万くらいだったのでそれなりに費やしたらしい。

中身として技術関係の書籍は 5 冊くらいといったところなのでこの数値は維持していきたい。 全体としての読書量は、 1 週間に 1 冊くらいがちょうど良い気もしているが今年はもう少し背伸びして 2 冊 ( = 年 100 冊) を目標にしても良いかもしれない。あ、もちろんラノベも込みで。

朝活

あまりお仕事で実装をする機会がない & 副業で開発系ができないといった状況だったため、朝の 8:00 ~ 9:00 を # もくもく朝活会 と称して職場の同僚 2, 3 人と Slack の huddle につなぎながら開発系の作業をすることにした。朝活をやる際の自分ルールとしては 決して業務に関することをやらない と定めていた。

結果として、 8 割 ~ 9 割ぐらいは朝活をやることに成功した。一方で、1 時間時間をとれた日は少なく、 20 分 ~ 30 分の日が多かった。メインで作業してた開発プロジェクトは 90 時間ほど取り組んでいたらしいので 1 日あたりで換算すると 30 分ほど。 こうして集計してみると、案外やっていたらしい。

成果物はあと一歩のところまで来ているので、1 月中には社内の人に共有したいと考えている。何を作っているかは、個人的に聞いてくれれば教えます。大したものは作ってないが。

これは今年の大きなハイライトだと感じている。基本的に自分ともう 1 人の同僚が主な朝活会の出席だったが、本当に一緒にやってくれる人がいて良かった。モチベーションの源泉ともなるので非常におすすめ。これはリモートワークだからこそ継続しやすかったと感じている。

このような形なので、来年も継続したい。

アウトプット(技術ブログ)

実は技術的なアウトプットをするためのブログを運営しているのだが、そちらの更新が 1 年以上途絶えたままだった。 もったいなかったので、 12 月から再開することにした。

leck-tech.com

今は、上記記事の取組の改善の一環でインプットを行なっている最中なので、 1 月中には新しいものを投稿したい。

こちらも定量的な目標をつけてやっていきたい。 ちなみに広告つけてますが、ほとんど収入入らないです。はい。

英語

昨年の前半までは友達に英会話してもらったり、オンライン英会話したりやっていたがどうにも続かなかった。
Netflix などで 1 日 1 話見るとか言っていたが社会人になってからはほとんど続かない状態が続いた。

英会話もやりたいものの、「何のために?」の動機付けが弱くどうにも力が入らない。
という感じなので、ひとまず Netflix のドラマを英語で見るというのを食事の時間見るようにしたい。
朝と昼はろくに食べてないので基本的に夜が主な時間になるかな。

1.5. 趣味・健康

もっと趣味の時間をとっても良かったなと感じている。土日が家でゆっくりしていることが多く、もっと色々なことにチャレンジする機会があっても良い。

テニス

7 月からスクールを再開。週に 1 回のペースで通っている。一時期つなぎとしてテニスベアも使っていたが、毎回の移動が面倒くさくなってしまい最近はあまり使えていない。もう少し運動量も増やしたいので、もっと入れても良いなと感じている。

実力に関しては、週 1 ペースなのでほとんど伸びていないし、後退してもないかなというところ。上手になりたいと思ってもいるので、スクール + α としてテニスベアの活用を再開しても良いと感じている。

ランニング

やったりやらなかったりの幅が非常に激しかった。

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去年のランニング集計結果 その1 from RunKeeper

去年は 279 km 走ったらしい。多分 1 月 ~ 3 月がかなりの頻度で走っていたのでその期間の蓄積が大きかったと思う。結果的に週 1 回のペースで走っている計算になった。

ランニングに関しては、テニスができない時の補完的な立ち位置が強かったのでテニスを再開した 7 月からペースが落ちてもある程度は仕方ないのだが、平日の朝 or 夜にできる運動だとランニングが一番コスパが良いのも事実。世の中のすごい人も定期的に運動してそうだし、健康に良いのも間違い無いので今年は軽くでも良いので習慣化させることを目標にしたい。

睡眠

8 月くらいに指輪型の睡眠トラッカーデバイスである Oura Ring を購入した。このデバイスを使って睡眠の質などをスコアリングできるようになった。 これによって、自分の睡眠がどれぐらい良かったのか定量化できるようになり、睡眠に対する投資効果がよくわかるようになった。

Oura Ring - Accurate Health Information Accessible to Everyone

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睡眠スコアの表示例

上の画像のような形で、睡眠がスコア化され、就寝中の睡眠の深さがどれぐらいだったのかを時系列で見ることができる。(他の有名なスマートウォッチでも同様のことはできるので指輪型のデバイスでやるかどうかは個人の好みの問題)

睡眠に対して行なった投資

  • オーダーメイド枕を作った(3 万くらい)
  • マットレスを買った(4 万くらい)

じゃあ、投資によって睡眠の質がよくなったのか。。。?

結論からすると、よくわからない。
というのも、投資を行った 7 月以前の記録がほとんどとられておらず、比較が十分にできなかったのだ。 感覚値としては、枕が自分に合ってるのかあってないのか正直よくわからない状態になっており、他のものを試してみるか検討中という状態。 ちなみに、スコアの推移は以下の画像の通り。

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睡眠スコアの月毎の推移

6 月はほとんど記録を取っている日数がないためあまり参考にならない。今年の 1 月はいってからはおぞましいスコアを叩き出しているが、これは実家や祖父母の家の布団/ベッドが絶望的に合ってないことによるもの。
1 月の結果をみると、多少は体に合うようになっているとも考えられる。 もう少しスコアを上げたいものだ。

10 万くらいは予算枠設けて改善計画を実施したら面白そう。

1.5. お金

別に FIRE する気はないけれども、現状の給与水準は高めだと思うので貯められるうちに貯めておきたい。

ここで資産額などは公開しないが、昨年は収入のうち貯蓄に回せたのは 4 割ほどの計算になった。副業を始めない限り、今年の収入はあまり変わる見込みはない。

支出の最適化

支出の最適化を行う上でやったことは、他の貯金系 YouTuber が言っていることと同じだが、

  • サブスク系の見直し
  • 固定費の見直し
    • 電話のみの利用の SIM をロケットモバイルから楽天モバイル
      • 月当たりのコストが 1000 円+利用料だったのが、 4 円くらいに
      • モバイルデータ通信は Wi-Fi ルータで利用している
    • 電気代はマネフォ電気を利用
      • 基本料金が 3 % 安くなる
      • マネフォ ME のプレミアム会員費をタダに
  • 食費の節約

今年は一人暮らしを再開したのもあり、引っ越し費用と家具を買い揃えるのにそれなりに出費をした。

あと、前述したが書籍関連や趣味関連の費用も合わせると 40 ~ 50 万くらいいっているがここに関しては自分も満足しているのでこのままで良いと思っている。

投資

インデックス投資を月いくらか積み立てしている。 SBI 証券をメインにしているが、クレカのポイント還元目当てで楽天証券も 12 月から口座を開設して利用している。

基本的には、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)という銘柄をメインに購入している。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS

もう少しリスクを取っても良いかなと感じているので S&P500 に連動するインデックスファンドの購入割合を増やしても良いかなと感じている。 また、配当金も多少あるといいなと思い VYM と SPYD と呼ばれる高配当 ETF の有名どころを月に何株か購入している。配当金は年換算でやっと 1 万越えたかな?というところ。

運用成績的には、

  • インデックスファンド関連: +16 % くらい
  • 高配当 ETF: + 8 % (と配当)くらい

本格的にお金を入れ始めてから 1 年と少しくらいではあるものの、コロナ後の流れにうまく乗れた形となった。

現在、買い付けの設定は全部自動化しているため日常的には自分は投資を意識せずに生活しているつもり。ちょくちょくマネフォの画面から資産を確認してしまうので、もう少し存在を忘れられるようにしたい。

2. 今年の目標

振り返りだけで 5000 文字超えてしまったので、記事を分割すべきかもしれないが目標部分はあまり量がないので一緒に書くことにする。

達成目標とプロセス目標を分けた方が良いといった話があったので、2 つの観点から目標を整理してしまいたい。

2.1. 仕事

こちらは適当です。

達成目標

  • 残業しない

プロセス目標

  • 残業しない

2.2. 勉強・自己投資

達成目標

  • 朝活で開発しているプロジェクトを進行中のものも含めて 3 つ運用まで持っていく
  • 技術的なアウトプットを 10 個行う
  • 年間 100 冊本を読む
  • 英語のリスニング力をアップさせる(目指せ、 TOEIC 満点)

プロセス目標

  • 毎朝 8:00 から最低 30 分朝活を行う
  • 週換算で 5 時間技術ブログ関連に時間を費やす
    • 平日の勤務後 1 時間と土日の暇な時間を利用
  • 就寝前の時間を読書枠として確保する
  • YouTube を見ない
  • 勤務後にカフェに行って読書や技術的なアウトプットを行う

2.3. 趣味・健康

達成目標

  • Oura Ring で取得される睡眠スコアの平均を 75 にする
  • 体力の増強をする
    • ランニングで 5 km の平均ペースを 5 分切る
  • テニスを楽しむ

プロセス目標

  • 睡眠の質を改善するための投資を合計 10 万まで行う
  • ランニングを週 4 日以上行う
  • テニススクールに週 1 回通い続ける

2.4. お金

達成目標

  • 貯蓄率 50 % を達成する

プロセス目標

3. まとめ

年末年始休暇の最終日だったので、せっかくの機会ということで 1 年の振り返りと今年 1 年の目標をたててみた。
こう見てみると、ある程度頑張った気がするので、今年は習慣化をテーマとしていきたい。

定点観測を続けるためにも、四半期ごとくらいには振り返りを行う予定。

卒業後の進路で悩んだ話

就職活動関連が一段落したこともあって、その時の振り返りを行おうと思う。

思ったこと、考えたことをダラダラ述べるだけになりそう。

いわゆる王道とは少し逸れている状況下での意思決定であったため、「こんなことで悩んでる人がいたんだ。ふーん。」くらいに読んでもらえると幸い。

ステータス

かなり雑だが、こんな人である。サークルなどは2つ3つ参加させてもらっており、何だかんだバランス良くやらせてもらっている気がする。悪く言えばのめり込むことはできなかった、ということになるが。

 

内定先としては以下の3つ。

便宜上、上から順にA社、B社、C社と呼ぶことにする。

インターン先での選考では簡単な面接があった程度で特筆すべきことはない。A社での選考はWebテスト→技術面接→最終面接という流れ。

このご時世ということもあり全部オンラインで完結した。オフィス行ってみたかったぜ。

 

ありがたいことに3つも内々定をいただいたのだが、このうちどこに進むのかでめちゃくちゃ頭を悩ませた。

 

院進か否か

3つのうちどこに行くか以前に、院進という選択肢も実は存在した。大学4年生になったタイミングで行われた研究室配属では希望が叶わず、自分のやりたい分野をやるのは絶望的なことが判明した。

幸い(?)だったのは研究室配属が判明したのは休学する直前。インターンに行きつつも自分の好きな研究分野もしたいと思い、その分野で著名な方に連絡をとり面倒をみてもらうことになった。本当快く受け入れてもらってありがたい。5月頭に無事論文も1本出すこともできたので割と満足している。

 

このような背景があったため、自分がやりたい研究分野を更に深めるために大学院に進学するというのは普通にありうる。ありえるからこそ悩んでしまった。

悩んだと書いたが、ここについては割とすんなり決まった。よし、就職しよう。

働きながら趣味感覚で研究活動を続けても良いといった認可を得られそうというのが1つ。そして、自分がこれから先何を一番やりたいのかと考えた時に、自分の中では「新しいものを作る」というのがあった。この目標を考えたときに、大学院で学ぶ研究分野がその目標に対してより有効な選択肢かを考えると、答えはNoだった。Noと言っても、近道ではないだけというのが厳密な表現ではあるが。あとは内定先からいただいたオファーの額が新卒の個人がもらうには十分すぎるものだったのも大きい。お金貯めれば後々の選択肢を広げる資金になる。

このあたりの思考はサークルの先輩に相談にのってもらいながら構築したもの。感謝。謝謝。

 

内定先からどこを選ぶか

とりあえず大学院に進学するかどうかは決められたので、次は進路を確定させなければならない。

実は内定承諾書の期限を6月の中旬に設定していたため、そこまでには結果を出そうということにした。お願いすれば期限を延ばしてもらうことは十分に可能であったが良い意味でここを締め切りとしてそこまでには自分の中で蹴りをつけようとなった。

 

まず悩んだポイントとしては、A社でできること、B社とC社でできることの間に大きな乖離があったことがある。

3社の比較

A社は大企業だけあって人という意味でも計算機器という意味でも資源が豊富であるが、自分の職種的にプレイヤーにはなれない。あくまでコンサルタント的な立ち位置でしか案件には携われない。更にいうと自身が実装などをするわけではないので実装する力、コードを各力や実際に分析する能力といったものは職務を通じて伸ばすのは難しい。ただ、世界的に展開している企業ということもあり英語さえ使えれば世界中の社員の方と容易に繋がり、何か新しいことを始めることが可能なのは魅力的。そして新卒に対する研修も充実しているのもプラスなところ。また、ビジネス的な観点も交えて技術的なアドバイスを送ることが業務になってくることもあり技術とビジネス両方をバランス良く学べる職種でおいしい。

B社はまだまだ発展途上で未熟なところも多いところではあったが、1年間インターンをやってきたこともあり社内での信頼は比較的得られているという自負がある。またデータサイエンス職の人たちがようやくチームとして機能させていこうというフェーズに突入しているというのもあり、チームビルディングといった面でも面白いことがやれそう。実際、今年の段階で自分で勉強会を企画したり、案件の共有会を開いてもらったりと徐々に進歩は見せているところ。なかなか我の強い方々が揃っているので自分の考えた施策に対して納得してもらうことは難しいが、それなりに根拠を持って否定しているだけなのでそこを頷かせる根拠を持ってくるというのは面白そうだなと感じている。それなりの根拠を探す時間が確保できていないのが実情なので絵空事に終わってしまわないよう頑張らねばと心に決めている。さらに言うと、自分の中で「新しいものを作ること」をやりたいと考えるようになったのもB社の中で新規事業の技術担当を務めた経験が大きい。これは現在進行系で進んでいる案件であるが、技術者以外の方と密にコミュニケーションを取りながら物事を進められるというのはなかなか楽しかった。ベンチャー企業でありながら分野的に進行が遅いというもどかしさを感じながら日々業務をやらせてもらっている。現在もインターンとして働かせてもらっているが大きな不満があるわけではない。

最後にC社であるが、まず何より衝撃だったのがストックオプションの存在。不確定要素であるものの、試算結果は相当のもの。オファー内容を聞いていたとき驚きすぎてその動揺を隠すのに必死だった。C社はB社よりかは頻度が少ないながらも続けさせてもらっているところで、案件というよりかは社内の研究開発プロジェクトに携わらせてもらっている。技術に対して真摯な会社で、組織としてどううまく回していくかについてよく考えていることが伝わってくる。業績そのものも好調で、それをインターン生に対しても隠すことなく伝えているのは好印象。B社に比べると社内で何をやっているのか、何を考えてい動いているのかということがインターン生に対してもよく伝わってくる企業という感じで、これからどんなことをやろうとしているのかといった会社そのものの説明も定期的に行ってくれる。風通しが良いとはまさにこのことか、と思った。10年後とかかなり大きくなってると断言できる。一方でデメリット的な側面としては、純粋な技術の会社ではあるためビジネス側の知見が入ってきにくいというのがある。とはいえ、自分で案件を作りに行くといったこともやらせてもらえそうであったのでやりたいこととマッチしているなというのは素直に感じた。強いてもう1つ挙げるなら、技術が属人的であることくらい。ここの点は解決しようと社内で色々と行っている最中なので何年か経てばかなり改善しそうだなと思った。

 

このようにして書いていると、A社とC社の2つが候補に残ってくるかなという感じだった。会社の将来性や自分のやりたいことのマッチ度、自身が成長できそうな土壌といった側面からの判定。B社については、インターンをがっつりやらせてもらっているというのもあり、自分がフルタイムになったあとでどんなことができそうなのかということについてある程度の想像はつくため安心であった。しかし、それは裏返すと今と来年とで変化が起こらないということになってしまう。今やっている案件をしっかり見届けたいという思いもあったが、自身の成長という意味でコンフォートゾーンに入っているのは否めなかった。

社員さんへの相談

最初はA社かB社かで悩んでいたのもありA社の社員さん2人、B社の社員さん4人と1時間ほど1on1をしていただき話を聞いてもらった。A社とB社両方を経験している方も含まれていたためそこの比較もしてもらいつつ色々なことを聞けた。今回の意思決定のみならず、これから先どのような形でキャリアを形成していけばよいのか、どのように働いていけばよいのかといった観点でアドバイスをしてくださった方もおり、とても有意義であったなと感じる。さすがに1,2週間の間にこれだけ密な1on1を複数設定したので疲れたのは確かだが。

その中で記憶に残ったアドバイスで1つだけピックアップする。

これから先自分を高めていくだけではなく縁をしっかり作っていくことも大事。自分が起業したのもその縁があったから。自分が選ぶ選択肢によって形成される縁が変わってくることも重要なポイント。

原文ままではないがこのようなことを言っていた。よく聞く話ではあるが、本当に人との関わりというのは重要だなと再認識。当たり前であるが何かをする上で自分が1から100までできている必要はなく、できないところはできる人に頼めば良い。一人で無理に全部やる必要はない。

 

と少し脱線したが本題。

残る2つの候補からの選択

さあ残った2社から選ぶぞ、という感じなのであるが難しい。非常に悩む。めちゃくちゃ悩んだ。締め切り前夜は考えすぎて頭が痛くなった。

 

お金的な面だと2社間で大きな差がない。成長という意味でもベクトルが違えど期待値としては十分な気がする。そしてどちらの環境も自分が今まで身を置いてきたものとは大なり小なり異なってくるため非連続的な成長も達成できそう。

A社が持つ大企業というレッテル、肩書というのは捨てがたいものがあった。世界的に成功している企業であり、周りに対して見栄を張れてしまう。自分はそんな人間じゃないと思いたいところだが、このあたりは承認欲求的にどうしようもないので素直に認める。やはり周りから凄いと言ってもらいたいものだ。ゆくゆくはA社のxxさんではなく、「xxさん」という一個人として世の中から認めてもらいたい、認めてもらえるような人物になりたいという野望はあるが、そもそもの知名度を上げる手がかりとしてA社の名前を使うというのは有効な戦略なようにも感じた。

一方でC社については自分がやりたいことをダイレクトに行うことができる見込みがあった。自分で案件を考えて、ビジネス的背景も考慮した上で新規事業を開拓する。そして技術開発にもがっつり携わる。これらのことが可能になる。そしてベンチャーならではのスピード感も備わっている。メンバーもまだ50人足らずということもあり努力次第では一個人として存在感を出すことも不可能ではない。この存在感というのはあくまで社内限定の話であるが。社外的に存在感を出すというのはC社に入ったら自分がやりたいなと思ったことの1つ。

 

結論

はい、A社に決めました。

やれること、やれそうなことのスケールが大きいこと、グローバル企業であるため英語を使うことを厭わなければ他の国での就労も可能であること、といった点であったりとか色々挙げれば理由はつけられるが、一番大きいのは最も大きな環境の変化を生む選択肢だと考えたから。

 

 

まとめ

3社とも綺麗に比較することができず、色々と悩んだがひとまず結論を出すことができたのでホッとしている。
恐らくどの1社を選んでも他の2社に行かなかったことは後悔するだろうなと思う。後悔というより「もったいないことをしたな」と感じると表現したほうが正しい。それに当たり前であるが、どの選択肢を選んでもその選択肢を最良のものにできるのは自分次第なのだから、自分の選んだ道を走りきる覚悟はする必要がある。そこまで意識高く、モチベーション高くやり続けられるか自信はないが周りの意識高い仲間に引きずられることにする。

 

大学受験で複数合格したとしてもここまで悩むことはまず考えられず、自分の人生史上最も難易度の高い意思決定となった。

他の人の参考になるか分からないが、参考になれば幸いである。